珍しくミシン縫い
来週の生徒展に向けて、衣装を製作。
普段はシルクや薄手のローンを手縫いすることがほとんどなのですが、今回は目の荒い生地を使いたかったので、ミシンを使います。
小さい人形なので、厚みが出ないように、断ち端の始末も三つ折りや袋縫いではなく捨てミシン。
試作品を縫い終えて、本番用の生地を捨てミシンしていました。
しばらく塗ったあと、ふと思いたって薄手生地用の押さえに付け替えて、数針塗ったところで、ボキッと音がして、針を押さえるネジの部分が折れてしまいました。
純正の押さえがねだったかな?とチラリと思ったんですけど…….。
愛機ベルニナ。当分使えそうにありません。
完全に破断していて、部品を交換してもらうしかなさそう…….。
ミシン屋さんに持ち込むにしても、誰か帰ってこないと運転してもらえないし…….。
手縫いじゃ、生徒展にはたぶん間に合わないし、そもそも技術的にムリ!
ミシン買うしかないかな~。
と覚悟を決めかけたその時。
確か古いミシンが納戸にとってあったはず!と思い出しました。
ベルニナを買う前に使ったのが最後なので、もう10年近く動かしてないはずですが。
えっちらおっちら運んで、よいしょっとテーブルに乗せて、コンセントを差し込んでみると、ちゃんと通電します。
小学校5年生の時に買ってもらったTOYOTAミシン
家庭用の針とボビンを探し出して、糸をまいて、おそるおそる縫ってみると、いい音がして、シャキシャキ縫ってくれます。
クタクタの薄地でもしっかり布送りしてくれます。
こんなに調子良かったっけ?この子?
ベルニナは生徒展が終わったら修理するとしても、このミシンで当分やっていけそう。
亡くなった父が買ってくれた思い出のミシン
40年前、家庭科の授業が始まるからと、父が、今は無き稲毛のイトーヨーカドーの入口で実演販売してたミシンを買ってくれたのです。
小学校、中学校、高校と家庭科は常に学年1番。アメリカでソーイングの授業を受けた時は、私の縫ったものが見本としてクラス中に回されました。今考えると、全部このTOYOTAミシンのおかげだったと思います。
一緒に住んでいたおばあちゃんもこのミシンで何やら色々と縫ってましたね。父も帆布で道具入れなど縫っていました。
結婚する時に持ってきて、ベビー服やマザーズバッグや、幼稚園のバッグとかスモックとか、全部このミシンで縫ってきたのでした。
随分しまい込んでいたのに、私の危機に、待ってましたとばかりに張り切ってくれてるみたいです。
仕事から帰ってきた息子が作業場に来て、このミシン懐かしい!と言うのが可愛かったです。
エンジニアの息子によると、基盤を使ってない機械は長持ちするそうです。
モーターがダメにならない限り使えるんじゃないかな?とお墨付きを貰いました。
たまにミシン屋さんでオーバーホールをするようにとアドバイスを受けました。
一生大切にします!
このTOYOTAちゃん、大切にしようと思いました。
【教訓】ミシンの部品は純正を使いましょう。
アトリエ人形倶楽部でこの話をしたら、展示会前に大抵なにか起こるらしいです。