21世紀の人形を探して・・・

 十九世紀のビスクドールのリプロダクションを学んでいると、当時の人形制作者達が、あらゆる先端技術を人形に応用して『新しい人形』を作ろうとしていたかがわかる。

 ボディの材料、作り方の研究。ガラス眼の移り変わり。そして機械仕掛けを組み込んだオートマタ。

 私もオリジナルの二十一世紀の私の人形を作りたいという想いはあるのだけれど、まだイマジネーションとなるには至っていない。自分の人形がカタチをとって私の中に生まれるまで気長に待つつもりでいる。リプロダクションをどんどん作って、手を動かしているうちに見えて来るものがあると信じたい。

 何故人形なのか?どんな人形なのか?問いかけを続ける毎日である。

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